インフォメーション

コラム

Column#15 ぎっくり腰に安静は禁物

 

椅子から立ち上がる、物を拾う、振り向いた瞬間、何かしたわけではないのに襲われる魔女の一撃・・・

 

ぎっくり腰は積極的な治療が良い成績を上げています。

安静にせず、這ってでも来院いただくことをお勧めいたします。

 

 

 

 

原因は多裂筋のトリガーポイント

当院診察のぎっくり腰の80%が多裂筋の筋膜上にできたトリガーポイントが痛みを起こしています。

(20%は大腰筋や複合型。こちらはまた別の機会に)

洗顔ができない、立って靴下がはけない等の中腰姿勢がきつい場合が多いです。

多裂筋は背部で一番深い所にあり脊柱を固定する筋肉です。

ここが痛むとどうゆう姿勢も痛みが出たり不意な動きにピキっとくるので

非常に辛いと思います。

この多裂筋筋膜上にできたトリガーポイントを刺激することで嘘のように痛みは治まります。

 

 

 

 

病院では絶対安静指示

Wikipediaではぎっくり腰を俗称とし、急性腰痛症。

突然腰部に疼痛が走る疾患で、関節捻挫・筋肉の損傷・筋膜性炎症などの症状をいう。とあります。

その状態であれば安静が条件かもしれません。が、それが間違っていたらどうでしょう。

捻挫、損傷、炎症が椅子から立ち上がる、物を拾う、振り向いた瞬間に起こるでしょうか。

それなら毎日何度もぎっくり腰ですよね。

誰がつけたのか呼称が良くなく、また安静により予後が良好なので、医師も見解を軽く

見ていると思われますが、ぎっくり腰になられた本人からしてみると「おい、待て!」です。

 

 

 

筋膜の時限爆弾を解除

ぎっくり腰は筋膜の癒着(時限爆弾)が起きていて、椅子から立ち上がる、物を拾う、振り向いた瞬間が

スイッチになってしまうことでおきます。

長時間同じ姿勢、同じ動作の繰り返し、運動不足、などが筋膜の癒着を起こし、それが長期間存在し、

限界を超えたとき痛みが爆発するのです。

ぎっくり腰は起きた瞬間から1ヶ月近く前までの間いつ起きてもおかしくなかったはずです。

その間に前駆症状もあったはずで、それを見逃さないことが重要です。

ぎっくり腰経験がない方はぎっくり腰になったら是非ソルエマーレへご連絡ください。

這って来てもスキップでお帰りいただけます。

 

※骨折、悪性腫瘍、脊椎炎がないかを判断するために病院での診察は重要です。

 

sole e mare 滝澤 幸一